クラミジアを自己診断で放置するとリンパ節症をおこす

クラミジアは性感染症の中で最も多い病気です。しかし、女性の感染者の場合、5人のうち4人まで自覚症状が出ないというデータもあります。「自覚症状がないから大丈夫だろう」という自己診断をし放っておくことで、卵管炎、骨盤腹膜炎、子宮頸管炎、子宮内膜症などに進行して、症状が重症化し、不妊になったり、流産や早産なども引き起こす病気です。クラミジアは、喉、直腸、尿にも出るため、口や肛門、尿を使っての性行為も危険になります。また、感染者はHIV(エイズ)の感染率が通常の人よりも3~4倍にもなるというデータもあるので、クラミジアの疑いがある際は、エイズ検査も一緒に行いましょう。
また、鼠径リンパ肉芽腫(そけいりんぱにくがしゅ)という病気になることもあります。これは、感染後に性器(男性は主に、包皮、亀頭、前部尿道など、女性は主に外陰部や膣、子宮頚管など)に痛みを感じない発疹が出始め、発疹が水泡になって行き、水泡が破れると潰瘍となります。その後、鼠径リンパ腺に感染して、リンパ節症を引き起こし、鼠径部が膿んで腫れて行き、最後には穴が開き膿が出てきます。頭痛や発熱、腹痛、関節症、食欲不振、倦怠感などが起こる場合もあります。このようにリンパ節症を起こしているにも関わらず勝手な自己診断でさらに放っておくと、直腸や肛門部のリンパ腺にまで症状が広がって来て、男性も女性も象皮症(ぞうひしょうといい、リンパの流れが悪くなることで、皮膚が象の皮のように厚くなって硬くなる症状)を起こすこともあります。
ですので、自分一人で勝手に自己診断してしまうのは大変危険です。悪化して不妊になったり、リンパ節症を起こさないように、きちんと専門の病院で相談してしっかり治療しましょう。